Advanced Audio Blog S7 #9 - Expenditure Problems for Tokyo 2020 Olympics




Learn Japanese | JapanesePod101.com (Audio) show

Summary: Learn Japanese with JapanesePod101! Don't forget to stop by JapanesePod101.com for more great Japanese Language Learning Resources! -------Lesson Dialog------- ----Formal ---- 「東京で会いましょう!」と、リオ五輪で華々しいパフォーマンスをした安倍首相だが、日本の内実はそんな悠長なものではない。 まず、「メイン会場」のデザイン問題で大きくつまずいた。 着工直前で、イギリスの女性建築家ザハ氏のデザインでは、費用的、技術的にも無理があるという結論に至り、その結果、日本人のデザインが採用されることとなった。 もちろん、巨額の違約金が発生したのは言うまでもない。 続いて公式エンブレムの盗作騒動が持ち上がり、こちらも募集をやり直して新しいデザインを採用。 すでに「盗作」とされた作品でポスター等々を作成した後であるから、その費用は「ドブに捨てた」ようなものである。 ようやく落ち着いたかと思えば、ボート会場など各種大会施設建設費用の膨張、そして仮設施設の建設費負担の押し付け合い、計上されていなかった警備・輸送費用の問題等々、「五輪費用」を巡る問題は、次々と噴出、悪化の一途をたどっている。 「もっとも金のかからない五輪」を目指すといって、勝ち取ったプレゼンだったにもかかわらず、その費用は今や「3兆円」を超すのではないかとすら推測する人もある。 こんな深刻な問題は、ぜひとも真摯に議論し合ってもらいたいのに、小池都知事と大会組織委員長の森喜朗会長との激しい対立が、それをさらにややこしい事態に陥らせている。 「都政改革」を謳う小池都知事と、自民党内部の対立も絡んで「小池憎し」になっている森氏との間には、常に緊迫した雰囲気が漂う。 3年後に世界中から集うアスリートたちが、全力を尽くせるようにすることが最重要課題であるが、1964年の東京オリンピックの時代とは、日本の台所事情も大きく異なる。 身の丈にあった規模で開催することが求められている。 (2017年2月末現在) ----Formal Vowelled---- 「とうきょうであいましょう!」と、リオごりんではなばなしいパフォーマンスをしたあべしゅしょうだが、にほんのないじつはそんなゆうちょうなものではない。 まず、「メインかいじょう」のデザインもんだいでおおきくつまずいた。 ちゃっこうちょくぜんで、イギリスのじょせいけんちくかザハしのデザインでは、ひようてき、ぎじゅつてきにもむりがあるというけつろんにいたり、そのけっか、にほんじんのデザインがさいようされることとなった。 もちろん、きょがくのいやくきんがはっせいしたのはいうまでもない。つづいてこうしきエンブレムのとうさくそうどうがもちあがり、こちらもぼしゅうをやりなおしてあたらしいデザインをさいよう。 すでに「とうさく」とされたさくひんでポスターとうとうをさくせいしたあとであるから、そのひようは「ドブにすてた」ようなものである。 ようやくおちついたかとおもえば、ボートかいじょうなどかくしゅたいかいしせつけんせつひようのぼうちょう、そしてかせつしせつのけんせつひようふたんのおしつけあい、けいじょうされていなかったけいび・ゆそうひようのもんだいとうとう、「ごりんひよう」をめぐるもんだいは、つぎつぎとふんしゅつ、あっかのいっとをたどっている。 「もっともかねのかからないごりん」をめざすといって、かちとったプレゼンだったにもかかわらず、そのひようはいまや「3ちょうえん」をこすのではないかとすらすいそくするひともある。 こんなしんこくなもんだいは、ぜひともしんしにぎろんしあってもらいたいのに、こいけとちじとたいかいそしきいいんちょうのもりよしろうかいちょうとのはげしいたいりつが、それをさらにややこしいじたいにおちいらせている。 「とせいかいかく」をうたうこいけとちじと、じみんとうないぶのたいりつもからんで「こいけにくし」になっているもりしとのあいだには、つねにきんぱくしたふんいきがただよう。 3ねんごにせかいじゅうからつどうアスリートたちが、ぜんりょくをつくせるようにすることがさいじゅうようかだいであるが、1964ねんのとうきょうオリンピックのじだいとは、にほんのだいどころじじょうもおおきくことなる。 みのたけにあったきぼでかいさいすることがもとめられている。 (2017ねん2がつまつげんざい) ----Formal English---- "I will see you in Tokyo!" said Prime Minister Abe, who appeared in a spectacular performance at the Rio Games, but the facts of Japan’s situation do not add up. Firstly, we made a serious blunder with regards to the design problem of the main venue. Just before the construction began, following the design of the UK female architect Ms. Zaha Hadid, we came to the conclusion that it is financially and technically impossible, resulting in the adoption of a Japanese design. Of course, it goes without saying that a huge penalty was incurred.Subsequently, the plagiarism of the official emblem was raised, and we also sent out for new recruitment and adopted a new design. Since this occurred after an official poster had already been created, containing work which was already considered "plagiarism," the cost was basically the equivalent of flushing money down the toilet. If you think that it is finally settled, there still remains the issues of increasing expenses for the construction of various convention facilities - such as boat venues -, playing hot potato with the burden of construction costs of temporary facilities, the problem of security and transportation expenses, which have not yet been appropriated, etc. The problems surrounding the "Olympic cost" have been erupting one after another and then deteriorating. Despite a winning presentation saying that the aim is to achieve an Olympic event with the smallest cost ever, there are those who speculate that the cost may grow to exceed 3 trillion yen. Even though I would like Tokyo Governor Koike and the Chairman of the Organizing Committee Yoshiro Mori to discuss such problems seriously, the fierce confrontation between those two has turned this into a more confusing situation. There is always a tense atmosphere between Mr. Mori and Governor Koike; Koike stands for a "Metropolitan Govern [...]