S1E32 知らずに繰り返し聴く楽曲




...My cup of tea... Legacy show

Summary: <p>前々回、前回の続きです。</p><p>クリエイティブ・コモンズとポッドキャストと著作権の話題です。</p><p>ポッドキャストとクリエイティブ・コモンズは相性は良いと思うんですけど、まだ、ポッドキャストがアーティストにとって十分なプロモーション材料になっていない感じがします。とくに日本じゃ。音楽紹介ポッドキャストがもっと増えて欲しいな。</p><p>そのためにも、音楽を流す上で迷いがちな著作権の問題なので、続けて取り扱ってますが、どうなんでしょう、増えていって欲しいな。</p><p>マーケターとしての視点を交えながら、ポッドキャストで楽曲の上に声を載せることと、クリエイティブ・コモンズを考えてみました。</p><ul> <li>Weightless / Stillman</li> <li>Broken / Dalton Grant</li> <li>Kids Ride Free / dj_beast</li> </ul><p>ポッドキャストの途中でノイズが入っちゃいました。携帯電話かな。</p><h3>タイアップ曲</h3><p>最近のわが家でのヘビーローテーションはMAROON5なのですが、彼らの最新アルバム「<a href="https://amzn.to/3Lm3OJs">Songs About Jane</a>」はデビューアルバムだったんですね。もっと長いのかと思った。</p><p>と思ったら、日本でのデビューは2004年だけど、もともとは2002年のアルバムなんですね。なのに今年のグラミーのBEST NEW ARTISTだったとは。珍しい話でもあるようですが。</p><blockquote><p>彼らのデビューは正式には、2002年ということで、グラミー賞史上、この新人賞の受賞は、かなり珍しい例といえるでしょう。INFORMATION</p></blockquote><p>僕は「This Love」という曲をFMラジオでよく耳にしていたので知っていたのだが、奥さんも聴きたいと言い出したのでアルバムを聴いてみた。なかなか良い。思ったより音楽的な振り幅が広いようだ。</p><p>なんでもトヨタのヴィッツとノエビア化粧品のCM曲として使われているようだ。</p><p>もちろんCM曲というのはCMがメインであって、曲がメインで流れるわけじゃない。ほんの一部分が流れるだけだし。</p><p>けれど、日本では、このタイアップ曲というのが売れる。日本だけじゃないが、普段は一般の人が聴く機会が少ない洋楽<br>なんかはドラマのCMのタイアップがないとなかなか売れるきっかけにならないというところかもしれない。</p><p>ポッドキャストでも喋ってるバックで使われたりしたら、プロモーション効果はかなりあると思われる。草の根的に広まるプロモーション効果が。</p><p>ただし、いまじゃ流れる数が圧倒的に少ない。まだまだ効果を上げるところまではきていない。とくに日本じゃ音楽を紹介するようなポッドキャストは少ないのでまだまだだろう。</p><h3>ラジオCMの効果</h3><p>ラジオCMが効果が出るには、最低7回は耳にしないといけないと言われる。1回CMを聴いただけじゃダメなのだ。同じCMを7回聴いて、ようやく効果が表われ始める。</p><p>楽曲にも同じことがいえる。繰り返し流れて、何度か耳にすることで曲が気になり始める。心理学的にも単純接触の法則というのがある。よっぽど印象が悪くない限り、接触する回数が多いほど好感度を持つというものだ。</p><p>それは、ポッドキャストで上に声が載っていようが、載っていまいがたぶん関係ない。むしろ、見知らぬアーティストの曲をいきなり曲だけで聴かされるより、喋りを聴いているうちに、知らずに聴かされるほうが効果があると思われる。</p><p>ただ、ひとつのポッドキャストの番組で繰り返し聴くことは難しい。僕で言えば、10〜15分くらいの番組を週に2〜3回。同じ曲を何度も何度もというのは難しい。</p><p>いろんな人がいろんな形で音楽を紹介していく中で、同じ楽曲が紹介されるほうが効果が上がりやすいだろう。</p><p>僕の番組で3回、同じ曲を聴くより、3つの違うポッドキャストで同じ曲を1回ずつ3回聴いたほうが効果が上がるだろう。</p><p>そういう意味でも、日本での音楽紹介ポッドキャストがもっと出てきて欲しい。もちろん、アーティストから許可を取った楽曲しか流せない。ウェブ上にアップされていても、再配布するには許可が必要だ。</p><p>そういう意味からも、ライセンス付与を簡略化したクリエイティブ・コモンズは素晴らしい。ポッドキャストとクリエイティブ・コモンズは僕のように、音楽は好きなんだけど、いまの音楽業界やシーンに不満がある人間には衝撃的な動きじゃないだろうか。</p><p>ポッドキャストとクリエイティブ・コモンズは広めていきたいな。</p><p>今回は、マーケターとしての視点を交えながら、ポッドキャストで楽曲の上に声を載せることと、クリエイティブ・コモンズを考えてみました。</p> <a href="https://listen.style/p/legacy/hjnunfqf">LISTENで開く</a>