
TEDTalks ニュースと政治
Summary: ニュースの見出しの向こう側を覗いてみましょう。TEDカンファレンス、TEDxイベント、世界中の提携イベントのステージから、政治家、ジャーナリスト、研究者たちが鋭い洞察を伝えてくれます。これらに加え、たくさんのビデオが、英語のスクリプトや最大80の言語から選んだ字幕を付けてTED.comから無料でダウンロードできます。TEDは「広める価値のあるアイデア」を追い求める非営利組織です。
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国境とは何でしょうか?それは地図に引かれた線であり、美しく、時には激しく、時には滑稽な形で文化が交錯する場所です。それでは国境の壁とは?それは、複雑な問題に対するあまりに簡素化された対処だと、建築家ロナルド・ラエルは言います。映像を交えた感動的なトークを通してラエルは、アメリカとメキシコを分断している物理的障壁を再考し、国境地帯からインスピレーションを受けた風刺的かつ真剣なアート作品を示しつつ、ニュースでは目にすることのない国境の実態を見せてくれます。「壁を境にした2つの風景があるのではなく、これは2つに分断された1つの風景なのです」とラエルは言います。
活動家シャド・ベグムは、女性達が各々の最大限の可能性を発揮できるよう、後押しする事に自らの全人生をかけてきました。この個人的なトークの中で、彼女はパキスタン西北部の保守的で宗教が深く根付いたコミュニティの中で女性の生活を向上させる為の断固とした闘いを語り、世界中の女性に政治的な声を上げるよう求めています。べグムは言います。「私達は自分自身の権利の為に立ち上がらなければなりません。他の誰かの助けを待っている訳にはいかないのです」
アメリカの選挙システムは控えめに言っても複雑ですが、投票は私たち一人一人が地域のコミュニティ形成に携わるための最も身近な手段の一つ。どうしたらこのシステムをもっと現代的で誰にでも使いやすく安全なものにできるのでしょうか? アメリカの投票システムを21世紀型にアップデートし、全ての有権者に投票してもらうために必要なこととは何か、市民社会参画を推進するティアナ・エップス=ジョンソンが説明します。
前世紀に渡り、女性たちは現状維持に対して異議を申し立て、古いタブーを破り、ビジネスを根底から変える事によって極めて大きな進歩を成し遂げました。しかし、「政界への進出となると、話が少し違う。まだまだやるべきことが沢山ある」と活動家セシル・リチャーズは言います。この先見性のあるトークでリチャーズは、女性の平等を求めるグローバルな政治革命を呼びかけ、それを成し遂げるためのアイデアを提案します。
敗北や挫折の後どのように対応するかがその人の人格を形成します。ステイシー・エイブラムスは歴史上初めて黒人女性として主要政党の州知事候補に選ばれました。熱戦の末落選したものの、彼女は「前進すること以外に選択はない」と言います。この生き生きとしたトークで彼女はジョージア州知事への選挙活動から学んだことを語り、どうしたら世の中を変えられるかについてのアドバイスを共有し、そして彼女の次の行動について触れます。「積極的に野心を追求してほしい」とエイブラムスは言います。
シビリティ(礼節・民度)とは厳密には何でしょう?それには何が必要でしょう?政治理論家テレサ・べジャンは、シビリティがいかに寛容な社会の基盤となったか、また政治における派閥がシビリティを、反対意見を無視し口を封じる手段としていかに用いたかを説明します。べジャンは「最低限シビリティ」、すなわち「共存する可能性を壊すことなく根本的に異なる意見を持つ」という美徳を試そうと提案します。
アレックス・エドマンズは間違っている可能性があることを受け入れて初めて学ぶことができると言います。奥深いトークで彼は、自分の意見を裏付ける情報のみを受け入れる傾向である「確証バイアス」が、ソーシャルメディア、政治、その他もろもろにおいてあなたを誤らせているかもしれないということを説明します。そして本当に信じられるエビデンスを見極める3つの手法を紹介します。(ヒント:人生であなたに対して検証を促してくれる人が必要です)
経済学者マイケル・グリーンによれば、世界は今、飢餓、マラリア、下痢による死を撲滅する寸前まで来ています。更に進歩を促すため、2015年に国連は健康や教育、平等などに関わる17の開発目標を設定しました。グリーンは、データを用いながら各国がこの「持続可能な開発目標」において、どのような成果を上げているかを解説し、また目標達成のための新しいアイディアについても提案します。
「トゥキディデスの罠」と呼ばれる歴史のパターンからの教訓を用い、政治学者のグレアム・アリソンが「台頭する中国と覇権国アメリカがなぜ誰も望まない激しい衝突に向かう可能性があるのか」、そして「私たちがどのようにして常識や勇気を結集させ、衝突回避できるのか」について講演します。
不正の研究者でドキュメンタリー映画監督でもあるケリー・リッチモンド・ポープが、過去に注目を浴びた告発者たちからの教訓について話します。歴史を決める情報を、彼らがどのようにして公にしたのか、またなぜ彼らが人々の信頼と保護を必要としているかを詳しく伝えます。
「私たちは皆、安全であることを望んでいる。そして、私たちの安全は絡み合って成り立っている」とCenter for Policing Equity(公正警察活動センター)の共同創設者であるトレイシー・キージーは言います。警官としての25年間のキャリアから学んだ教訓を共有しながら、キージーは、とりわけアフリカ系アメリカ人の地域社会において、警官と地域住民の双方が直面している公共の安全に関する課題と、誰もが有している、尊厳を保ち公正を約束するための機会について思案します。 「私たちは、共に前進しなければなりません。もうお互いにいがみあってはならないのです」と、キージーは語ります。
持続可能で長期的な安全を世界基準としたければ、私達はどうやってそれが達成できるかを、今こそ徹底的に再考すべきなのです。TEDフェローで政策分析家であるベネデッタ・ベルティはそう言います。この驚くべきトークの中でベルティは、より安全な世界の構築は、戦場の敵の制圧とはあまり関係がなく、どこの出身者であれ、どこに住む人であれ、市民を守る事と大いに関係がある事を説明します。
歴史は勝者によって綴られる、とはよく言われますが、もしそうでなく、全員によって綴られたとしたら?ジャーナリストでありTEDフェローであるミカイル・ジガールが自身の企画であるProject1917を紹介します。これは「死者のためのソーシャルネットワーク」としてロシア革命の時代に生きた3千人以上の人々によって書かれた実際の日記や手紙を投稿するというもので、レーニン、トルツキー、その他大勢の決して有名ではない人々の日々の考えを公開することで、かつての歴史に新たな光を当て、また、そうありえたかもしれない歴史にも目を向けさせてくれます。 このデジタル化による過去の歴史の伝え直しについて、激動の1968年を題材にした彼の最新の企画と合わせて、もっと学んでみましょう。
なぜ未成年者は犯していない犯罪について偽りの自白をしてしまうのか?どうして未成年者は大人よりも、このショッキングで、直感に反する行動を取ってしまいやすいのか?ネットフリックスのドキュメンタリー『殺人者への道』で取り上げられたブレンダン・ダシーの尋問と自白の映像を通して、発達心理学の教授、研究者であるリンジー・マロイが偽りの自白が起きてしまう科学的な根拠について説明します。そして大人を想定して作られた法制度において、子供の扱い方を変える必要があると呼びかけます。
民主主義が壊れているとお考えのあなた、こんなアイデアはどうでしょうか:「無作為に選ばれた人たちが政治家に代わって政治を行う」 作家であり活動家でもあるブレット・へニッヒが「抽選制による民主主義(政治家の無作為抽出)」を提唱し、力強く主張します。これは古代アテネ発祥で、民衆の知恵を活用し、公共の利益のためのバランスの取れた決定を一般人に委ねる制度です。突飛なアイデアでしょうか? 党利党略政治のない世界を作るため、この制度をどのように活用できるか学びましょう。